こんにちは!
先日国会にて建設業者に関わる法案が可決されました。
「建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律」
このなが~い名前の法律、公布されてから3カ月で施行されます。
一体なにが変わっていくのでしょうか。
この法律の目的は、公共・民間を問わず建設工事に従事している人たちの安全・健康を守っていこう!という理念法です。
具体的には、
請負契約時の請負金額や工期等を適切にすること
設計や施工時の段階で健康に必要な措置をすること
建設工事従事者自身に安全や健康を意識させること
建設工事従事者の処遇改善や地位向上のために行うこと
このようなことが明記されています。
規定としては、
建設工事の請負契約で、労災保険料を含む経費を適切かつ明確に清算すること
責任体制の明確化
現場の安全性の点検
安全や健康に関する意識の啓発
政府が「建設工事従事者安全確保推進会議」「同専門家会議」を設置
社会保険未加入への対策
目的があって規定があるのでだいたい同じことをいっているのですが
ん~~分かっているけどできてない、という感じでしょうか。
まあだから「法律」があるわけで。。。
この法律は、現在の建設業界で課題でもある「技能労働者の確保・育成」とは別の視点で、建設工事者すべてに対する安全・健康の確保として手厚い対策を求めています。
現場経費のコストアップにつながる可能性が十分あり、一番心配なところでもあると思います。
今後の法施行や運用に注意しておかなければなりません。
ちなみに、私個人としては、この法案のスピード可決の真相が気になります。カジノ法案よりも(笑)